学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

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一学期を振り返って

年少担任



 四月、年少組の子ども達は、お母さんから離れ、初めての幼稚園生活をスタートさせました。

 幼稚園ってどんなところ?期待もありつつ、不安もいっぱい。四月の年少組のお部屋では、朝は元気いっぱいで登園してくるものの、一人が泣くと、もう一人、また一人、…と連鎖反応が起き、大きな泣き声が聞こえていました。初めての集団生活、たくさんの友達と遊ぶのが『楽しい』と思うより、ママと離れて『寂しい』と思う気持ちが強かったからだと思います。

 でも、同じクラスの友達と挨拶をしたり、一緒に遊んだり、毎日を過ごす中で、子ども達は大きく変化し、成長していきました。その中で一番感じることは、たくさんの友達ができたこと。そして、幼稚園の生活が『楽しい』と思うと同時に、相手のことを考えられるような余裕ができてきたことです。

 例えば、今までは自分のことで精一杯で、泣いている友達を見て、つられて一緒に泣き出してしまっていたのが、
「頑張れ、○ちゃん!大丈夫だよ」
と声を掛けて励ましてあげたり、そっとハンカチを出して涙を拭いてあげたり。また、困っている友達を見かけたら
「どうしたの?」
と心配したり、できることを一緒に手伝ってあげたり、…など、日常の小さな事ですが、様々な場面で見られるようになりました。

 また、苦手なことがあるとすぐに敬遠していた子どもが、クラスの友達と一緒にやってみることでできるようになったり、励まされて頑張ろうとしている姿も、毎日の生活の中でよく見かけます。

 友達の励ましや、やさしい言葉は、子ども達にとって大きな力になり、成長するきっかけになるんだなと改めて感じました。

 二学期がスタートしますが、子ども達がどのように成長していくか楽しみです。子ども達の小さな変化を大切にし、幼稚園で楽しく過ごせるように、また思いやりの気持ちが育つような指導援助をしていきたいです。

   
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