学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

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年中組のお当番さん

年中担任



 四月から新しいクラスとなりドキドキワクワクの一学期。はじめのうちは特定のなかよしさんと遊ぶことが多かった幼児達も、今では新しい友達とよく遊べるようになり、クラスに一体感がでてきたように感じます。また、年中になりいろいろな場面で成長が見られます。

 五月から始めた「当番」の活動。どの幼児も意欲的に取り組み、自分の番がくるのを楽しみにしています。そして当日は自分達で描いた当番カードをめくり、

「きょうはお当番さんだからバッチをつけて!」

と朝から張り切っています。

 当番の内容には『給食弁当・肝油を配る』『牛乳瓶を洗う』があります。幼児達は、落とさないようにどのようにして配るかを考えたり、自分の担当する人数を数えたり、・・・いろいろなことに頭をつかいます。

 また、お当番さんにはもうひとつ、お楽しみがあります。インタビューにこたえたり、発表する時間を作っているのです。一学期には、自分の名前、好きな食べ物、色などを発表しました。はじめのうちは単語でぶっきらぼうにこたえたり、照れくさくてはっきり言えなかったり、という幼児がいましたが、慣れてくるにつれて「です」「ます」を語尾につけてしっかり発表できる幼児がどんどん増えてきました。

 一学期のお当番さんは、もうひとつ、みんなで植えたミニトマト・ナス・キュウリの水やりの仕事もありました。私達保育者が作ったペットボトルのじょうろで、心をこめて水をやりました。七月、よく実った野菜を見てAちゃんが

「先生、見て!おいしそう!!」

と大喜び。するとBちゃんが

「みんなで一生懸命水やりしたから大きくなったんだね!」

と発言。みんなで育てた野菜が実った喜びを幼児達と共感でき、また同時に、幼児達が当番活動を通して植物に関心を持ち大切に育てようと思う気持ちを培えたことを、嬉しく思いました。

 

 当番活動に限らず全てに言える事ですが、何より大切なのは「楽しくおこなえていること」です。いろいろな経験を通して幼児達が楽しんで学んでいけるように、これからも指導援助していきたいと思います。


   
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